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執筆者の写真shinada takuma

新潟SST交流会 第20回活動報告

11/8(日)第20回新潟SST交流会を実施しました。

冬の訪れを感じさせる寒い日でしたが、

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

新潟SST交流会をはじめて丸2年。

20回を迎えました。

これからもソーシャルスキルの向上、

「あなたがあなたらしく」生活できるよう、

頑張っていきたいと思います。


解説内容

今回はロールプレイについて解説しました。

今までSSTを実施している中で

なんとなくロールプレイを行っていたと思います。

なぜロールプレイをするのか。

どういう効果があるのか。

それを知ることでよりSSTが効果的になります。


ウォーミングアップ

今回は「NGワードゲーム」を行いました。

ルールはシンプル。

・参加者それぞれに言ってはいけないNGワードが配られ、その状態で会話をする。

・自分のNGワードは見ず(見えないよう頭上に掲げる)、他人のNGワードは見えている。

・自分のNGワードを言わないように、そして相手をNGワードに誘導するように会話する。


※そのままだと会話が発生しない場合があるので「質問は〇個まで。質問には絶対に答えなければいけない」などのルールを追加すると進行がスムーズです。


参加人数が多かったので、二人組を作って、そこでの会話にしました。

周囲にはNGワードが見えているので、

それを言わせようとする会話のやり取りが面白く

思った以上に場が盛り上がりました。


練習


本日はなかなか練習課題が出ず、

アセスメント(課題や状況を把握すること)までとなりました。


だれでも参加できるSSTでは練習課題が出てこないことはよくあります。

困ったことやもっと〇〇したい、と思うことはあっても

集団の中で提示したり、いざ相談しようとすると説明できなかったり。


そのようなときは

・あらかじめ用意した課題を練習(謝り方、断り方など)。

・最近忖度したことは?気を遣ったことは?イライラしたことは?などきっかけとなる問いかけをする。

・小グループに分けて話し合う。

・自分は困っていないが他の人も共通で必要なスキルはないか提案してもらう。

・コインマップなどを使い、現状と理想の差異から具体的課題を見つけ出す。

などのはたらきかけをして、

潜在的な悩み・希望を引き出します。


今回は話し合っているうちに(ニックネーム:Eさん)から

「顔色をうかがわずに、母と自由に話せる関係になりたい」

という漠然とした希望が出てきました。

最初はぼんやりとした希望でしたが、

みんなで話し合い、質問を通して気持ちを整理すると


・「母の意に沿わない」と感じることを自分の中でどう受け止めるか。

・母にどうしてほしいのか尋ねる。

・「言葉にして伝えていなかったことに関して意に反しても怒らないでほしい」とどう伝えるか。


という具体的な練習課題に落とし込むことができました。


今回は時間の関係で練習まで行きませんでしたが、

このような漠然とした困りごと、不安、不満、希望でも

スモールステップで具体的に練習できます。


次回は12/13(日)です。

具体的な悩み事をうまく説明できなくても大丈夫です。

一緒に練習しましょう。

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