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長岡SST交流会 第121回

執筆者の写真: shinada takumashinada takuma

大雪警報の中でしたので、今回はお休みとも思いましたが、

理由がどうあれ当日会場キャンセルということに気が引けて、

借用時間が終わるまで待機することにしました。

どなたも来られないと思っていたところ、

雪の中を長時間歩いてこられたかたをはじめ、

5人の方々のご参加があり、いやはや驚きました。




近況報告

かつての教え子が高校入試に合格して電報メッセージを送ったこと、

ご近所関係のこと、

日常生活での気分が好転したこと、

新潟県つながりの場づくり助成終了のその後等・・・

その場が温かくなる話題でした。


SSTについて

今年度の看護師国家試験にSSTの出題があったことで、改めて認知行動療法について確認しました。

フライミーさんからの試験問題の内容を再掲します。

「2月16日は看護師国家試験でした。

社会生活技能訓練(SST)について正しいのはどれか

1.認知行動療法の1つである

2.生活リズムの改善が目的である

3.レクリエーション活動を中心に行う

4.アウトリーチによる支援が原則である」

正解は 「SSTは認知行動療法の1つである」ですね。

社会生活技能訓練という名称は1980年代のSST導入初期の直訳であり、SST普及協会で時代の変遷を考え合わせた名称が検討され、現在ではSST=「社会生活スキルトレーニング」という名称になっています。  


以下ご参考まで


お知らせとお願い

 

私どもSST普及協会では従来の「社会生活技能訓練」の用語を見直し、「社会生

活スキルトレーニング」と改訂し、SSTの一層の普及と発展に尽力してまいりま

すのでお知らせ申し上げます。私どもの使用いたしますSSTの日本語表現(和

語)を順次新しい和語に置き換えて使用してまいります。関係各位には、以下に

述べます改訂理由をご理解いただき、SSTの和語の改変にご協力を頂けますよう

にお願いを申し上げます。

 

日本語表現(和語)改訂の理由

 

従来の和語である「技能訓練」には、支援者がSSTに参加する当事者を訓練する

という一方向的で支援者が一段高い立場から当事者を支援するという響きが感

じられるとの意見があります。しかし、今、時代は支援者、当事者が共同創造(co

production)に より生活の質を上げる、社会参加を進める、生活上の問題を解決

する、コミュニケーションの力を増すことを重視するように変化しています。こ

うした変化に沿う和語(用語)が SSTを利用する人々に望まれていると考えます。

そのような支援者と当事者の共同創造あるいは当事者の主体的な学びを表現す

るのに相応しい用語(和語)と して「社会生活スキルトレーニング」が適切であ

ると考え、SST普及協会が用いる用語と定めた次第です。

日本におけるSSTの現在

 

日本では1980年前後に児童を対象とするSSTが佐藤正三、佐藤容子ら(敬称略、

以下同様)により開始され、ほぼ同時期に坂野雄二,山上敏子,川室優,皿田洋

子らが精神障害をもつ人たちを対象とするSSTが開始されていました。1988年

にUCLAの リバーマン教授が客員教授として東京大学医学部へ招聘され,東京や

長崎などでワークショップを開催してから全国で本格導入が始まりました。そ

の結果,1994年には診療報酬に 「入院生活技能訓練療法」が組み入れられまし

た。このようなSST普及の高まりの中で、1995年 2月 にSST普及協会が発足し、

会長に就任された西園昌久福岡大学教授(当時)のご指導により日本における

SSTの普及が精神科医療分野を中心に加速しました。そのため、日本におけるSST

は精神障害リハビリテーションの発展とともに普及してきた経緯があります。

SSTは統合失調症をもつ人への有効性が確立しており、患者さんたちの生活の自

立や対人関係の改善のために実施することを米国の治療ガイドラインPORTな

どが推奨しています。

その後、SST普及協会会員などの努力によりSSTは医療分野のみならず教育、司

法・矯正、市民生活の領域へと広がり、またSSTの内容もコミュニケーション・

スキルの改善、対人関係の構築と改善、生活上の問題解決、疾患の自己管理など

へと大きく広がってゆきました。現在ではSSTはかつての「入院生活技能訓練」

という狭い領域に限られず、広い領域で多様な内容をもつて取り組まれるよう

になつております。

SST普及協会ではこうしたSSTの発展を踏まえ、当事者がSSTを主体的に学ぶこ

と、支援者と当事者の共同創造によりSST力が当事者の生活の質の向上と、当事

者の社会参加促進に一層役立つものとなることを願い、Empowered SST(e SST)

としてSSTを発展させ、普及が促進されることを目指しています。

 

Empowered SST(e―SST)

 

 SST普及協会は当事者の主体的な学び、当事者のパーソナル・リカバリーが求め

られる時代のSST(e SST)を 次のように発展させてゆきます。すなわち、

もともとSSTは「こうなりたい」「こういうことができるようになりたい」とい

う当事者の希望から出発することが強調されますが,この基本を一層明確にす

ることです。参加当事者の希望をもとに,当事者と治療者が共同で目標設定をし

てSSTを実施することです。

2つ目は当事者の内発的動機づけ,SSTセッションヘの主体的参加の尊重です。

なによりも当事者が抱える問題への自己対処の意欲が重要です。 このことは当

事者の側の課題に焦点をあてた表現ですが,課題遂行は治療者と当事者の共同

によりなされます

3つ 目は,非機能的な自己認知(ネガティブな自己認知)への介入と,社会的認

知・メタ認知への介入を統合して行うことです。他者との関係において自分が役

割を果たせていないという自己についての社会的認知,非機能的な自己認知は

パーソナル・リカバリーが進んでいないことを示し,その結果である社会参加ヘ

の後ろ向きな姿勢はSSTがめざす方向に逆行します。

そのほか疾患を持つ当事者の場合には、認知機能の改善や認知機能リハビリテ

ーション(cognitive remediation)と 結びつけること、SSTを地域生活支援の

コア技術として位置づけ,訪問サービスや家族心理教育・家族支援などと統合し

たSSTと して実践することです。

e―SSTは 自ら学ぶことを基本にしており、また(送信)行動だけではなく、認知

(受信と処理)についても介入の対象としますが、そうした特性から従来のSST

の方がより適切なスキル練習ができる対象や状況があるということも確かです。

たとえば以下の例が挙げられます。

・児童など、これまでの体験が少なく、新しいスキルを経験者が行動として提

示する必要がある場合

・統合失調症の急性期など、精神的な混乱が大きいため、本人が自ら新たな行

動を見つけていくことに困難がある場合

・認知機能障害が重く、認知的な介入によって混乱しやすい場合

・受刑者など、環境が制限されており、社会的に妥当なスキルを教示すること

が望まれている場合

・職場での行動など、社会的に望ましい行動が明確である場合

などです。このような場合には従来から行われているSSTを大切にしながら、

当事者を支援することが重要だと考えます。

e-SSTでは、支援者と当事者の関係は幅広いものであり、必要がああって学ぶべき

スキルが明確に参加者の中にある場合には、教師と生徒の関係となることもあ

りますが、ほとんどの場合には、何らかの新たなスキルを学びたい人と、それを

支援する人との共同創造、横並びの関係になります。教える人がいて必要なスキ

ルを指し示すのではなくて、どんなことが学びたいかをいっしょに模索する中

で、必要なスキルを共同で見いだしていく作業を進めるものです。

 

日本におけるSST普及協会での普及と発展を進め

当事者の生活の質向上と社会参加促進を進めましょう

 

以上に述べてまいりましたように、SST普及協会は単にSSTの和語を改訂したの

ではなく、SSTを時代に即したものとして発展させ、一層普及することを目指す

決意を新たにいたしました。このような意味での今回の用語改訂にご理解とご

賛同をいただき、SSTを通じて様々に困難を抱える当事者の皆さんが困難を乗り

越え、生活の質向上と社会参加促進を達成することができるように、ともにご努

力いただけることをお願いするものです。

 

2020年 8月 31日 一般社団法人 SST普及協会


チャレンジ報告




練習

「職員関係のことで上司に相談する」

すでに、以前にもこの練習をされていて、

獲得スキルの再確認をすると、

ロールプレイは大変スムーズで

タイミングをよく見極めて相談できるということが確認できました。

課長役をやってくださったAさんも、

話を聴いてあげないといけないなという気持ちになった

という感想を返され、Kさんは自信を高められました。



魔法の言葉




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